
群馬県の奥の方に上野村という小さな村があります。
ひっそりとした山間の村ですが、不幸にも日航ジャンボ機の墜落事故で変な意味で有名になってしまった村です。
コンビニもない村ですが、雰囲気が好きで私は車も含めて年に数回訪れております。
今回は終わり間近に紅葉と前回、道路崩落で辿り着けなかった、山間でひっそりと営業している素朴なうどん屋を訪れてみました。
全行程を自走で走ると200km近くなるので、今日も途中まで車で移動します。

デポ地に到着して上野村を目指します。
上野村に入るとバイパスは面白くないので旧道へ入ります。
こちらのほうがアップダウンも少なくて楽なのであります。

旧道沿いは木々に覆われており、紅葉も良い感じである。



途中の商店で麦茶を購入すると、おばさんが「今日は良い日だね~」と言う。
少々寒いが確かに空は青空で気持ちが良い。
そんな陽気の中をのんびり写真を撮りながら進む。


しかし、上野村の中を走ると老人しかいない…
やはりコンビニもないこの村では若者は出て行ってしまうのかもしれない。
ぶとう峠の分岐を過ぎ、十国峠方面と下仁田方面の分岐に到着する。
ちょうど12時である。
そしてハラペコ。
ここから3kmほど登れば峠のうどん屋である。
気持ちははやるが坂道なのでスピードが出なくてトロトロ進む。
そして店が見えて来た。
店の駐車場を見るとバイクが数台止まっている。

腹ペコなのでさっそく店に入る。
以前はおばさんだけだったが、今日は腰が80度位曲がったおじいちゃんが接客をしていた。
そして注文するが、ここは基本的にうどんしかない(笑

数年前、訪れた時のように最初にお茶と漬物が出る。

おじいちゃんが
「今日は混んでいるので、これを食べてのんびり待ってくれ」と言う。
別の部屋にバイク乗りが結構来ているようだ。
漬物を食べながらテレビを見てしばし待つ。
ほどなくして若い夫婦が来る。
うどん2つと味噌おでんを頼むが、おじいちゃんに「うどんが多いので食えないから止めておけ」と言われている。
思わず笑ってしまう。
15分くらい経ったであろうか、念願のうどんがおじいちゃんに運ばれてきた。

おぉぉ~、これだよこれ!
大きな天ぷらとゆで卵と太い麺。
相変わらずである。
さっそく食べ始める。
すご~く美味い訳ではないが、この素朴さが好きなのである。
食べている間もお客さんが来たり、電話がかかってくる。
どうやら麺がなくなって13時過ぎで売り切れ御免になってしまったようだ。
昔は15時くらいまでは大丈夫だったのに、話を聞くと今はこんな感じらしい。
下仁田に抜けるトンネルができて、ある意味交通量の減った道ではあるが、以前より人気があるみたいだ。
おじいちゃんの話では500円では儲けもなくトントンらしい。
人気が出ると値上げとかする店も多いが、ここはそんな事をすることもなくコツコツ素朴なうどんを出している。
ちょっと感動した。
ツユまで完食したので満腹である。
このまま戻ると豚になるので、腹ごなしにとりあえず塩ノ沢峠に向かう。


塩ノ沢峠の南牧村側はやはり道路が崩落して抜けられないらしいが、峠までは行けるようだ。
この道沿いの紅葉は素晴らしかった。






通行止め&トンネルのおかげで車やバイクも走っておらず、紅葉に彩られた細い登り坂を気持ちよく走れました。
そして塩ノ沢峠に到着。



情報どうり下仁田側は通行止め、スーパー林道側も先日訪れた時の崩落で通行止めである。

標高は1000mを超えているかもしれないので、やはり寒い。
しばし静かな山の中を散策したりエンペラーの写真を撮って帰路に着く。


下りは案の定猛烈に寒い。
鼻水を垂らしながら上野村まで一気に下る。
上野村からは今度はバイパスを使って車のデポ地に戻りました。
車に戻ったのは15時くらいでしたが、やはり山間の地域なので既に夕方のような感じでした。
話ではそろそろ上野村の山間の道路は凍結し始めるらしい。
紅葉も見れたし、うどんも食えた。
今回はなんだかんだ言ってちょうど良いタイミングだったようだ。
来年の春にまた違った上野村の様子を見に訪れてみたいと思う。
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